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2017年9月18日 (月)

原稿は読まない。講評は外注。

文芸社の場合ですが、原稿を応募すると、「出版」とか「企画」とか「編成」とか「文化」とかの名称がついた部署から連絡が来ます。「○○大賞」といった賞に応募した場合は選外で奨励賞などの実質参加賞でしかない賞を受賞した旨、大げさに連絡があるでしょう。

連絡方法は書面や電話、あとメールですかね。

さて、この連絡時に、応募した作品の感想が教えてもらえます。作品講評というやつです。

営業担当者は、あなたの作品を読んでいません。読んで講評を書いているのは外注です。

講評は2種類あります。

 

1つ目は著者向けにべた褒めした内容です。どんな原稿でも褒めてくれます。さすが講評のプロですね。

2つ目は文芸社内向けです。たいていボロクソに書かれています。

 

原稿内容を「売れる・売れない」で評価するなら2つ目のほうが正しい気もしますが、文芸社(や自費出版を主たる事業とする版元)は、書店相手に商売をしているのではなく、著者相手に商売をしています。著者に見せるのは1つ目のべた褒め版です。

念のために書いておきますが、べた褒めの中にも「この部分がわかりにくい」といったことが書いてあると思います。それは「私の原稿はなおす必要はあるけれど、素晴らしい原稿だったんだ」と錯誤させるテクニックです。

営業は講評を読んで、小説なのか詩集なのか自分史なのかくらいを把握して営業活動に入ります。「出版」とか「企画」とか「編成」とか「文化」とか企画部門のような名称で接するのは、著者が誤解してくれるからでしょう。

もし、あなたが文芸社に応募して、まだ契約していないなら、自分の作品について営業担当者に細かく聞いてみるといいと思います。例えば原稿のどのあたりかは示さず、講評にも出てこない箇所ですね。「登場人物AとBの会話から物語をどう発展できるか」みたいな問いです。原稿を読んでいて、AとBの会話を把握していれば答えられますが、おそらくAもBも会話内容もわからないと思います。

どんな答えが返ってくるか、それは営業担当者のとんち次第ですね。

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